絵日記 5/4

本体が大体できた。

色を塗り始めた段階から、何か新しいものが描けそうだという感覚があって、最後までその感覚のまま続けることができた。

羽根は、左右で色は大体同じだが、模様を変えてみた。

パーツごとにデザインを決めて、きっちり対称にしてしまいがちな自分にとって、これは割りと新しい。

縁取りの輪郭線や模様も、線がはみ出したり、きっちりしていなくても、あまり気にしないで描いた。気が楽になった感じがする。

左右のパーツで色や模様を変えるということは、とても些細なことで、人は当たり前のようにやっているかもしれないが、自分にとっては結構大きい発見だった。
無意識のようにやっていることを意識化に持ってきて見つめなおすことで、作品が前に進むのかなとも思う。

腕も同じく、左右で模様を変えてみる。
ダークブルーをベースとした部分と、薄いピンクをベースにした部分で、色がつぶし合うかと思ったが、思ったよりお互いに上手く引き合っている。

それと、羽根と脚のパーツは、型通りに全部を切り取らずに余白を残してみることにした。
背景との関係で、これがどうなるのかまだ分からない。

色も、背景に合うように塗った方がいいのか、白を残したまま模様を描き込む程度にとどめた方がいいのか。方向性が見えないが、背景と同時進行で少しずつ決めていこうと思う。

色塗りも詰めの段階に入ってくると、何かを新しく考えるというよりは、むしろ思いついた選択肢を消して、可能性を絞り込んでいく作業になっている気がする。

背景も、紙の大きさ通りの長方形にするのはやめて、何かしらの不規則な形にしようと思う。
今のところ、クラフト紙を少し使ってみようかと思うが、まだ殆ど白紙の状態。

outa.waruagaki
都内在住。2016年2月までタイに2年半在住。絵を描いたり、街灯のことを書いたり、散歩したり。

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