絵日記 4/14


絵を描いている時、自分が何を考えているかあまり覚えていないことが多い。
どうやって最初のイメージが浮かんできて、どうやって出来上がっていったのかという経緯を殆ど忘れている。

一度、記録してみることにした。

人それぞれ絵の描き方はあるはずだが、自分の場合は鉛筆で下描きをする工程と、色を塗る工程がはっきり分かれていて、感覚的には使う頭が全く違う。

少し前に、色を塗って1点完成させたばかりだが、下描きは久しくやっていなかったので、先ずは鉛筆で自由に形を描いて感覚を取り戻す。

上の2枚よりも下の2枚の方がぎこちなさが取れて、鉛筆で形を描く感覚を取り戻してきた感じがする。
2枚目の右側を描いているうちに、怪獣が描きたくなってきた。

最近はずっと説得力のようなものにこだわりすぎて、しんどかった。
好きで絵を描いているのだから、塗り過ぎなかったり、はみ出したりしてもあまり気にせず、心が軽くなるようなものを描きたいと思っていた。

もう少し大きい紙に描き直す。これはすごくいい感じだ。
ここまで上手く行ったのは久しぶりかもしれない。
怪獣の生々しい部分と幾何学的な形の面白さが上手く融合できそう。色塗りのイメージも自然に浮かんでくる。背景を黒にして、金の文字を入れてみたい。

とりあえず、ストックすることにした。

ひょろひょろだけど、これもまあいい感じ。1枚目に比べると少し弱い気がする。
背景でシルエットを強調するといいかもしれない。

上2枚は割りと線的だったので、もう少し面的なものを描きたいと思った。
頭を2つ作って、獅子舞のような民族的な感じになりそうか。

怪獣に1番振り切った形。これもだいぶいい感じ。
怪獣一辺倒になってしまうとつまらないので、どこかでちゃんとファンタジー感のある楽しい絵にしたい。

今日はここまで。

outa.waruagaki
都内在住。2016年2月までタイに2年半在住。絵を描いたり、街灯のことを書いたり、散歩したり。

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