第一回 激闘!嵐を呼ぶコーヒー牛乳デスマッチ!

前回は、コーヒー牛乳にハマるきっかけとなった白バラコーヒーを紹介して、コーヒー牛乳という表記は、実は使えないということを書きました。

第二回目の今回は、これまで飲んでみたコーヒー牛乳について感想を書いてみるつもりです。

でもその前に、実はまだコーヒー牛乳の定義問題が解決した訳ではありません。
だって、「コーヒー牛乳」という表記は使ってはいけないものの、これを使いなさいというものもない訳です。逆に言えば、「牛乳」という言葉を使わなければ割と何でもアリということです。その証拠に、世に蔓延る「ミルクコーヒー」、「カフェオレ」、「カフェオーレ」、「カフェ・オ・レ」「カフェラテ」、「カフェラッテ」の文字、一体私たちは何を「コーヒー牛乳」と信じて飲めばいいんでしょうか!

ということで、私なりに独自の条件を設けてターゲットを絞ってみることにしました。

実は条件を設定する必要性を感じたのは、もう一つ別の要因もあります。それは・・・

 

 

白バラより美味いコーヒー牛乳を見つけちまったから!

 

 

白バラコーヒーは、私がコーヒー牛乳に目覚めるきっかけとなった飲み物です。そりゃあ多少の補正はかかってるし、白バラよりおいしいコーヒー牛乳を探してみる一方で、でもやっぱり白バラが最高だよねと確信したいという屈折した感情もある訳です。
でもこいつは、飲んだ瞬間にそんな私の心のひだを全部ぶっ飛ばしやがったんです。
「あ、白バラ超えた」と本能的に悟らされてしまいました。

 

それがこのお方です。今のところ最強のコーヒー牛乳です。

 

 

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あつべつミルクコーヒー

 

 

金沢へ旅行した時にたまたま見つけました。
とんでもなく美味かったです。化け物です。

さて、この写真だとちょっとわかりづらいんですが、左側を見てみて下さい。

 

驚異の生乳95%使用!!

 

天文学的数値です。反則です。ミルクモンスターです。
前回、私の中でのコーヒー牛乳の好みは「ミルク感」という要素が第一条件で、実はそれが生乳の使用割合という要素で数値化されているということを書きました。
それが95%って・・・今まで見たなかで圧倒的に高い数値です。むしろ生乳以外の要素が5%しかないのに、コーヒー牛乳として成立して、しかも破壊的に美味いって一体何なんでしょう。因みに、白バラコーヒーは70%です(これでもかなり高い方です)。

そしてこの後、もう1個生乳を90%以上使用しているコーヒー牛乳を見つけました。
あつべつミルクコーヒーほどではないものの、やっぱり白バラよりもおいしいと言わざるを得ませんでした。

 

でも、この2つのコーヒー牛乳には生乳を90%以上使っていること以外にも、もう一つ共通点があって

でもお高いんでしょ!?

はい、高いんです!

 

あつべつなんて、このサイズ(180ml)で白バラの500mlと同じくらいの値段です。
そんなん反則やんけと。
もちろんコーヒー牛乳ではあるんですが、これを白バラや他のコーヒー牛乳と同じ土俵に乗せて戦わせるのは、ちょっとフェアじゃないんじゃないかと考えました。
吉野家の牛丼と松屋の牛めしを比べてる時に「いや今半の方が美味いでしょ!」と言われたらひっぱたきたくなりますよね。そんな感じ。
一昔前にシリアルのCMで「ご飯にする?パンにする?」と選択肢を提示しておいて、「私はフルーツグラノーラにする!」というのがありました。
いやそんなん反則やんけと。そんな感じ。

ということで、先ずは金額の条件を設けることにしました。すなわち、

100ml当たりの金額が60円以下(税抜)であること。

白バラコーヒーを基準に考えると、200ml当たり100円で売っています。
つまり100ml当たり50円です。まあ10円までは多少高くてもいいのではないかと。
そんなざっくりした感じです。

そしてもう1つ。

原則として生乳50%以上使用であること。

美味しいコーヒー牛乳を見つけることももちろん大切ですが、よっしゃ!コーヒー牛乳研究したるぜ!となるに際してやりたいことは、それぞれの商品の傾向を知って分布を作ることです。
そうすると、分布に載せることがあまり望ましくないもの(要はハズレ)を含め、片っ端から調べていたのではなかなか進みません。実際、コーヒー牛乳って世の中に思いがけないほどたくさん種類があるんです。
その中で、生乳50%以上の条件を設けておけば、地雷を踏む確率がかなり減るんじゃないかと思いました(逆に言えば、美味しいコーヒー牛乳を見つける際の基準として使えるかもしれません)。

 

さて、

1.100ml当たりの金額が60円(税抜)以下であること
2.生乳を50%以上使用していること

という2つの条件を設定しました。
ここからはこれらに該当するコーヒー牛乳を個別に紹介しつつ、甘い⇔苦い、こってり⇔あっさりという軸を使って分布を作ってみようと思います。
では早速!

 

1.白バラコーヒー

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コーヒー牛乳にハマるキッカケとなった偉大な飲み物。鳥取代表。
生乳は70%使用で、牛乳の味がしっかりしつつすっきりしているという、おいしい牛乳独特の味がする。そのせいか、味付けがかなり甘めにもかかわらず、さっぱりしているのが特徴。
関東圏では成城石井で手に入ります。上の条件内であれば暫定1位。もう大好き。結婚してください。

2.酪王カフェオレ

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福島代表。生乳50%以上使用。
こちらも白バラと同じくかなり甘めの味付けですが、こってりとした印象。濃厚なコーヒー牛乳が飲みたい人にオススメ。
NEWDAYSで手に入ります。ちなみにいちごオレも売っていてそっちも濃厚で美味しいです。

 

3.らくのうマザーズ

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熊本代表。牛乳54%使用。
甘さひかえめで白バラよりもさらにすっきりしている感じ。苦みも少しあります。白バラと同じく嫌らしくないミルク感がします。
JR駅構内の自販機で売っています。駅によって売っているところと売ってないところがあるので鋭意調査中。山手線は売っている確率が高い気がする。

 

4.高千穂カフェ・オ・レ

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コンビニでも結構見かけます。見たことある人も多いんじゃないでしょうか。
実はコイツ、侮れません。だって驚異の75%使用。さり気なく白バラ超えてます。
味の方は酪王に近い感じ。甘くまったりと印象です。最近、青い帯の紅茶オ・レが出ましたがこれもまた美味いんだわ。但し、ちょっと高いです。

 

5.共進ミルクコーヒー

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すいません、こいつだけ特別枠です。
実は、生乳の使用率が50%以上という要件を満たしてないんですが、これを設定する前に出会ってしまい、美味しかったので入れることにしました。なめらかで牛乳感がすごいんです。ちょっと甘めの味付け。成城石井で手に入ります。

6.よつ葉ミルクコーヒー

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北海道代表。生乳50%使用です。
今までとはちょっとテイストが違って、ミルク感は割としっかり感じられながら「コーヒー」の方もちゃんと主張してくる感じです。甘さは抑えめに苦みを少し感じます。大人の味。
こちらも成城石井に購入しました。

 

7.べこの乳発 コーヒー特急

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福島代表その2。生乳85%!出ました!
値段もそれなりです。ただ、すいません。ちょっと自分の好みとは違いました。
さすがに牛乳はしっかりと感じられるんですが、それ以外の要素がどうもぼんやりしているというか、甘くもなく苦くもなく同じ福島代表でも酪王の方が好みかなという感じです。かなりのレアキャラで伊勢丹でたまたま手に入れました。
あとごめんなさいネーミングがちょっとアレな気がしますほんとごめんなさい。

 

8.木次ミルクコーヒー

 

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白バラの故郷のお隣、島根県代表です。
生乳60%使用。いい感じです。
ただちょっと淡泊ですね。全体的に白バラをちょっとずつあっさりさせたような感じです。
こちらも相当なレアキャラで、学校の近くのスーパー(名前を忘れる)で見つけました。

こんな感じで随時更新していこうと思います。
次は5個くらい集まったらやろうかな。

では最後に、直筆のキッタナイ分布図を載せて締めようと思います。こちらも随時更新予定。

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outa.waruagaki
都内在住。2016年2月までタイに2年半在住。絵を描いたり、街灯のことを書いたり、散歩したり。

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